あたらしい医療
最近話題の腸内細菌、腸内環境 ご存じの方もたくさんいらっしゃることと思います。一見、眼科と関係のない言葉のように思われるでしょうが、未だに原因のはっきりしない緑内障でさえ腸内細菌叢が関係しているという報告もあるくらいです。たとえば糖尿病の患者さんに健康な人の便を移植すると糖尿病が改善することがわかり、実際治療法が確立しています。
ではどうすればいろいろな病気にならずにすむのか?
まず、元々の腸内細菌叢は母体からのものですが、その後の食生活の送り方で変化していきます。無茶苦茶な生活をしていても健康な人はいます。こういった方は子供の頃に母親が正しい食事を与えてきたことも関係しています。では、正しい食事ってどんな食事でしょうか?コンビニやデパートの惣菜などではなく、野菜、魚、お米を中心に、味噌や醤油などの発酵調味料を使った家で作る食事です。きちんと天日干しした乾物(海苔、梅干し、緑茶)も大切、正しい食事を摂っていれば体は変わっていきます。まずはこのような食事への改善をお勧めします。
当院ではそれぞれの患者さんに適切な指導やサプリメント、漢方薬の処方(統合医療)も行っています。